ジョン・キューザック スペシャル Part1『コレクター』 Part2『殺しのナンバー』 2作品連続上映

ストーリー

謎の娼婦失踪事件

 ニューヨーク州バッファロー。市警の敏腕刑事マイク(ジョン・キューザック)と同僚のケイシー(ジェニファー・カーペンター)は、3年前から“謎の娼婦失踪事件”を追っていた。毎年11月から3月の冬季に起こり、これまで計7名の娼婦が忽然と姿を消した。市民病院の看護師ダレルが容疑者に上がるが、確証は得られなかった。そして昨夜また、ニューハーフの娼婦が消えた。2人は防犯カメラの映像をもとに、彼に接触した黒いセダンを特定。持ち主が性犯罪者であることを突き止め逮捕に向かうが、その男は身体障害者で犯行は不可能だった。犯人が彼の車からナンバープレートを盗み、捜査撹乱を計ったのだ。「犯人は犯行パターンを変えないはず。ニューハーフでは満足できず、すぐ次の女性を狙う!」とのマイクの読みは、最悪の形で実現する。夜中、恋人タッドの勤めるダイナーに出かけた17歳の愛娘アビー(メイ・ホイットマン)が、派手なメイクと服装を娼婦と間違われ、犯人の餌食になったのだ。

“パパ”と呼ばれる男

 アビーは暗くかび臭い地下室に鎖でつながれていた。そこにはいくつかの部屋があり、ローレン(キャサリン・ウォーターストーン)とブリタニー(マゲイナ・トーヴァ)という2人の娼婦が監禁されている。彼女たちから“パパ”と呼ばれる犯人は、激しく抵抗するアビーを「ここにいるのはみんな家族だ。家族は信頼関係で成り立つ。お前も家族のルールを学べ」と威嚇し、卵胞刺激ホルモンを注射する。ここに来て3年というローレンはパパの2人目の子供を妊娠中、ブリタニーは今度妊娠できなければ殺されると脅えていた。“パパ”の目的は、姿を消しても誰も気にしない娼婦たちを誘拐・監禁して自分の子供を生ませ、“大家族”を作ること。ここはまさに“赤ちゃん製造工場”なのだ。逃げる意欲を失い、“生きる”ために犯人に順応する2人を、「父は警官で絶対に私たちを助けに来るから、力を合わせて戦おう!」と説得するアビー。だが・・・。

命の期限は48時間

 誘拐事件の被害者は、48時間以内に救出しなければ生存は期待できない。マイクはタッドからダレルが同時刻にダイナーにいたことを聞き、彼のアパートを捜索。“葉酸、ヘパリン、卵胞刺激ホルモン”と書かれた紙片を見つけ、「どれも命を長引かせる薬、被害者は監禁されている」と直感する。
 その直後、ケルシーからダレルが空港ホテルに入ったとの連絡が。部屋に踏み込んだ2人が見たのは、薬物過剰摂取で死亡したダレルと、アビーを含む被害者たちの写真が張られたスクラップブック、そして冷蔵庫には冷凍された人間の遺体の一部が。衝撃を受けるマイクの携帯に、1本の電話が入る。次の瞬間、マイクの頭の中でパズルのピースがピタリとはまった。「アイツが犯人だったのか!」。犯人の家に急行、乗り込むマイクとケイシー。だがそのとき、一発の銃声が。その銃声がすべてを狂わせた・・・。